中世の薬草♪

個人的に興味のある中世の薬草を、こちらでご紹介します。個人メモかも?

ベラドンナの名前の由来

ベラドンナは、英語では「命を奪うナス属」、ドイツ語では「気が狂ったサクランボ」という。

どちらも恐ろしい名前だが、学名のアトロパ・ベラドンナには負けそう。

アトロパは、ギリシャ神話の女神アトロポスから来ている。

アトロポスは未来の糸を断ち切る死の女神である。

「魔女の薬草」としては「未来の糸を断ち切る美しい女」と言ったほうがだんぜん凄味がある。

中世のドイツで活躍した尼僧院長ヒルデガルト・フォン・ピンゲン(1098〜1179年)によれば、ベラドンナが繁るところは邪悪な場所で、悪魔がやってくるという。

ドイツの森でベラドンナを見かけたことがある。

光沢のある暗黒色の艶やかな丸い実はいかにも美味しそうに見え、口に含んで嘗めてみたくなる。

だが、5粒から10粒で確実に人を死に追いやるそうだから、恐ろしい女である。