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中世の薬草♪

個人的に興味のある中世の薬草を、こちらでご紹介します。個人メモかも?

虞姫

中国は楚の国の武将項羽の愛人、虞姫の話もケシに関係する。

彼女は、項羽が漢の劉邦に負けて自殺したあと、自刃する。

その血の中に真っ赤な花が咲いた。

それが虞美人草ヒナゲシだったという。

この自刃の話は史実ではないそうだが、いずれにせよ、虞姫をケシの花の美しさになぞらえたのだろう。

それにしても血なまぐさい。

また、この草の名をタイトルにした夏目激石の小説『虞美人草』も思い浮かぶ。

女主人公藤尾は気位の高い女性で、心に決めた男性に裏切られ「虚栄の毒を仰いで」死んでしまう。

タイトルからみて、ケシの毒を仰いだのだろうと早とちりしたが、そうではなかった。

彼女は男に裏切られたと知って、顔の筋肉が急に動かなくなり、手足が硬くなり、中心を失った石像のように床の上に倒れて死ぬのである。

もし、藤尾の仰いだ毒が本物のケシの毒だったら、彼女はヘロイン中毒で苦しむことになっただろう。

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