中世の薬草♪

個人的に興味のある中世の薬草を、こちらでご紹介します。個人メモかも?

ドクニンジンについて

ドクニンジンはセリ科の植物で、その茎には赤色の斑点があり、夏に散形花序の白い花が咲く。

ドクニンジンにはアルカロイドのコニインが含まれている。

面白いことにドクニンジンの毒性は一定しない。

地上部分では日照の多寡によって毒の濃度が変わるので、土中の根の毒成分がいちばん安定しているそうだ。

同じセリ科の食用ニンジンの根は赤いが、ドクニンジンの根はとても貧弱な形で、生気のない皮膚みたいな土気色をしている。

だが、毒のカは凄い。

古代ギリシャの哲学者デモクリトス(紀元前460〜370年頃)は、林を根絶やしにするには、ハウチワマメ(ルピナス)の花をドクニンジンの汁に一日漬けておき、それを木の根にふりかければいいと述べている。

林を消滅させるほどの毒性とは凄い。

だが、昔は神経の病に有効な薬草として用いられたこともあったようだ。

ドクニンジンは、ネズミの尿のような嫌な臭いがするという。

いかにも邪悪な魔女のイメージにぴったりで、「魔女の薬草」の資格はじゅうぶんと言えそうだ。