中世の薬草♪

個人的に興味のある中世の薬草を、こちらでご紹介します。個人メモかも?

魔女の軟膏のレシピ1

・ドクムギ、ヒヨス、ドクニンジン、赤と黒のケシ、レタス、スベリヒユをそれぞれ0.0648グラム用いる。

・これらすべてを合わせたもの4に対し、油6を処方どおりに準備する。

・この混合物31.103グラムにつき、テーバイの阿片1.296グラムを加える。

これは『世界魔女百科』(ヒメネス・デル・オソ著)に紹介されている魔女の軟膏のレシピである。

イタリアの哲学者にして数学者であるジェロラーモ・カルダーノ(1501〜1576年)の『デ・スブティリターテ(精妙について)』に載っていたものであるという。

レシピにある「赤と黒のケシ」というのは、おそらく赤い花と黒い種子のことだろう。

また、「テーパイのアヘン」というのは、テーバイ産のアヘンという意味。

テーバイといえば、ソフォクレスの『オイディプス王』の舞台となったギリシャの地方都市かルクソール神殿で有名なエジプトの古代都市が思い浮かべられる。

どちらも同じテーバイであるが、エジプトのテーバイはケシの栽培地として有名だったというから、このレシピにあるのはエジプトのテーバイ産アヘンだと思っていいだろう。