中世の薬草♪

個人的に興味のある中世の薬草を、こちらでご紹介します。個人メモかも?

空飛ぶ軟膏

女主人が引き出しから軟膏を取り出し身体に塗っているのを、下男が覗いていた。

女主人はそのあとホウキにまたがり、呪文を唱え、煙突から外へ飛んでいった。

下男は友主人のあとについていこうと思い、彼女の引き出しから軟膏を取り出し、身体に塗り、ホウキにまたがって呪文を唱えた。

ところが彼は呪文の唱え方を間違えたので部屋の隅っこに飛んでいき、壁にぶちあたってコブだらけになった。

こうしたあとでやっと煙突から外へ出ることができた。

彼は擦り傷だらけになってブロッケン山に到着し、そこで一番鶏が鳴くまで一晩中魔女と踊ったという。

魔女といえば、ホウキにまたがって空を飛ぶというイメージが定着しているが、空飛ぶ絨毯のように、「空飛ぶホウキ」があったのではない。

魔女が魔法を使って空を飛ぶホウキを作りだしたのでもない。

「魔女にホウキ」が常識だと思ってはいけない。

ハルツの伝説の女主人はホウキにまたがったが、身体に軟膏を塗って初めて空を飛ぶことができた。

空を飛ぶには、軟膏の存在が重要なのである。

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