中世の薬草♪

個人的に興味のある中世の薬草を、こちらでご紹介します。個人メモかも?

魔女の森

ドイツの森に入ると、「魔女」が摘んだと言われる薬草がそこかしこに生えている。

そして、いましも、薬草籠を手にした「魔女」たちに会えそうな気がする。

その籠にはたくさんの薬草が入っている。

一瞬にして命を奪うほどの猛毒を含む薬草、かつて魔女が空を飛ぶときに身体に塗ったという「魔女の軟膏」の材料となった薬草、凶作や疫病を魔女のせいにして、それから逃れるために使われた「魔除け草」など、魔女と縁の深い薬草が入っている。

一方、魔女とは縁のないように見える薬草も入っている。

病を治す効果のある薬草、その香りで心身ともに癒しを与えてくれる薬草、夢や希望を託して身につける薬草、食材として日常生活の領域で用いられる薬草などである。

かつて、このような薬草の知識にたけ、薬草摘みに森に出かけ、あるいは庭で栽培し、その薬効で民間人を助けていた女たちがいた。

彼女たちは「賢い女」と呼ばれ、人々に重宝されていた。

ところが、この「賢い女」たちが魔女というレッテルを貼られて社会から排除されていった時代があった。

実際は、魔女の使う恐ろしい薬草と「賢い女」が用いた薬草には違いなどなかった。

悪い薬草とよい薬草があったわけではない。

女たちは、長い伝統と知識を支えに、自分たちが摘んだ薬草で優れた薬を作ってきたのである。

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